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筋トレ女子にお勧めの本をレビュー。「筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか」なりたい私に今こそなる!

こんにちは。Natsumi( @natsumi26891832 )です。

筋トレは身体も心も強くする健康的なライフワークですよね。

そんな筋トレ好きの私たちが、なぜ筋トレに魅せられるのか?筋トレと聞いてマッチの男性がジムでダンベルを持つイメージだけでなく、「筋肉女子」「筋トレ女子」と呼ばれるボディメイクのために筋トレする女子がいつから増えたのか?

今回はそんな筋トレ女子の歴史や思いを垣間見ることのできる「筋肉女子 なぜ私たちは筋トレに魅せられるのか」という本を紹介をさせて頂きます。

この本をお勧めする人
  • 筋トレをしている女子の皆さん
  • AYAさんファンの方
  • 筋トレ女子を理解したい男性
  • 自分のパートナーや知人で筋トレを始めて欲しい方に贈る1冊として

私とこの本の出会いは、AYAさんがSNSで紹介されていた記事を見たことがきっかけです。

表紙は白を背景にピンクで大きく書かれた「筋肉女子」という文字。シンプルでカッコ良くて可愛い。筋肉女子の好みをばっちり掴んでいる表紙を見てAmazonで即買いでした。

著者の米澤泉さんは女子学の専門家

米澤泉(よねざわ いずみ)

1970年京都生まれ。同支社大学文学部卒業。大阪大学大学院言語文化研究博士後期課程単位取得満期退学。現在は甲南女子大学人間科学部文化社会学科教授。専門は女子学(ファッション文化論、化粧文化など。

代表著書

『電車の中で化粧する女たち コスメフリークという「オタク」』ベスト新書 2006
『コスメの時代 「私遊び」の現代文化論』勁草書房 2008
『私に萌える女たち』講談社 2010
『「女子」の誕生』勁草書房 2014

Wikipedia「米澤泉」から一部引用

「女子」のファッションやライフスタイルについての本を多数執筆されており、女子学を専門とする女性の強い味方だと思います。

あとがきで語られていましたが、米澤さんはジムに通ったり走ったりする訳でもなく、どちらかというとインドア派です。自身が運動しないにもかかわらず「筋肉女子」に魅力を感じ、女子学を専門て本書を書きました。

本書の前に2018年の夏にヤフーニュース個人に「筋肉こそ、最高のアクセサリー 増殖する筋肉女子」という記事を書き、月間MVAにも選ばれています。

記事の構成(目次画像)

書籍は213ページある1冊を6章で構成されています。筋トレを本格的にやっている人でなくても非常にスラスラと読める内容です。

1、2章は「なぜ筋肉女子が増えたのか」について女性モデルやファッション雑誌による時代の変化を追いながら解説しています。

3章には表紙の帯にもなっているAYAさんとの特別対談が約45ページにわたって書かれており、普段テレビやSNSでは知れないAYAさんの深い考えを知り得ることができます。AYAさんの筋トレとライフスタイルの繋がりがこの本の軸となっていると言えます。

4、5、6章は「ファッション・ライフスタイルとしての筋肉女子」について書かれています。読み進めていくにつれ、共感と同時に自分が筋肉女子として輝けるような自信がついてくる不思議な感覚になりました。

この書籍は、筋肉女子の生き方や考え方をAYAさんとの対談をもとに書かれたものであり、筋トレの方法や食事の方法を紹介しているものではありません。

筋トレや食事の方法はYouTubeやSNSですぐに検索できる時代です。

その中で女性が筋トレをして強く・キレイになるにはどのような生き方がされているのかが時代の流れにそって書かれているので非常に読みやすい本となっています。

特別対談AYA×米澤泉 筋肉女子の原理原則

この本の醍醐味といっても良い、クロスフィットトレーナーのAYAさんとの対談を第3章で約45ページにわたって書かれています。

AYAさんのことはご存知の方も多いと思いますが、簡単にプロフィールを掲載しておきます。

AYA

兵庫県出身。Fitnessモデル・CrossFitトレーナー。

血液型O型。身長175㎝。3サイズB84・W60・H89。足のサイズ25.5㎝。

幼いころからスポーツ大好き。体育大学に進学しスポーツ学などを学びフィットネスの世界に飛び込む。2012年にクロスフィットと出合い、Reebokから国内のアンバサダーに任命されフィットネスモデルとなる。現在、自身のジム「Reebok Cross Fit Heart & Beauty」ではコーチとして活動しながら、著名人のボディープロデュースも手掛けている。雑誌・広告など多数出演。

本書第3章から一部引用第

第3章では、AYAさんが現在のクロフィットトレーナーになるまでの経緯や、1日のタイムスケジュール、トレーニング・人生に対する考え方が濃密に書かれています。

私はこの章を読むことでAYAさんのことを更に好きになりました!

その中で私が共感した部分や、驚いたことを3つ紹介させて頂きます。

チートデイは何もしない、好きなものを食べる

トレーニーの間では既に共通言語になっている「チートデイ」ですが、本書の中で「甘やかす日をチートデイと勝手に呼んでいるんですけど」という言葉がありました。

チートデイについて私も調べてみているのですが、語源登録はされてないので造語であることがわかります。ケイティ・ペリーなどの海外セレブ行っていることも知られているので、海外の言葉を日本で直訳した可能性もあります。もしかするとAYAさんが日本で「チートデイ」と呼ぶようになった発信者なのかもしれません。

AYAさんは土日の2日間をチートデイに当てているようですが、その過ごし方は、運動もしなければ、それ食べたら絶対太るでしょ!というような食べ物でも食べるそうです。なんとタピオカドリンクを3杯飲むこともあるそうですよ。

月~金曜日まで徹底した運動と食事を行い、土日にチートデイを設定する。チートデイがあることで月~金曜日にメリハリが出る。その自分ルールに従っているので、チートデイは何を食べても後悔しないそうです。

なお、リザルトブログのライターさんの1人でもあるブライアンさんがチートデイに関する記事を書いてくれています。

AYAさんの意見とは異なる部分も多いですが、本格的にボディメイクに取り組んでいる方の解説として合わせてチェックしてみてください。

チートデイは嘘? チートデイは嘘?甘え?より効果的な「リフィード」がオススメ。最適な糖質量もお教えします。

今、この瞬間は二度と戻ってこない

生き方も含めて自分を変える、新しい女性のロールモデルとしてふさわしいAYAさん。ジムのお客さんにも結構言うという言葉に私もハッとさせられました。

「私はやりなさいって言ってないよ。自分で決めたんだから、自分で決めたことは最後までやらないと。今後同じことの繰り返しだよ。」

今この瞬間は2度と戻ってこない。じゃあ今頑張るしかないじゃん。運動が心身ともに変えるパワーを持っているのはそのことだと思うし。それが自然と性格を変えたりとかするから、ほんと運動はその人自体をすべて変えるパワーを持っているなという風に思います。

第3章本文から引用

AYAさんはトレーニングを人生の練習として考えています。

トレーニングで辛い場面になった時に逃げ出すようなら、この先の人生で何か辛いことがあったときにも同じように逃げ出してしまう可能性が出てくる。そうならないために今この瞬間を我慢して乗り越えて、自信に変える。何か効果を得るためにやっているトレーニングが生温い物なら、もったいない。

楽をして得られる物は無いとはそういう事だなと心を打たれました。

できなかった自分だから人を育てることができる

AYAさんは最初から運動神経が超抜群な訳ではなく、クロスフィットをする前までは腕立て伏せも懸垂も1度も出来なかったそうです。

20代で出来なかったことが、30代になって出来ている。これは、非常に夢がある話だなと思いました。

また、その経験から出来ない人の気持ちにも寄り添える指導が行えているのだとAYAさんも感じているようです。トレーニングの指導者・お客さんという関係ではなく、教育者と生徒のような関係にあると米澤さんが分析していることに私も共感しました。

ファッション・ライフスタイルとなる筋肉女子

女性の筋肉ボディが脚光を浴び始めたのは80年代のマドンナの登場までさかのぼります。90年代には大きなバストが女性の魅力となり下着メーカーが勝負下着を切り口としてきました。2000年代に入ると紀香バディが女性たちのボディメイクに火をつけています。

ここまでを見ると、女性らしい豊かな胸、曲線を描く美しいくびれとツンと上を向く大きなお尻の峰不二子タイプが女性の憧れに近かったのでしょう。

2010年代には、マラソンブームが到来したことで各地のマラソン大会の参加人数は跳ね上がっています。女性誌でもランニングをボディメイクの1つとして紹介することが増え、運動によるボディメイクの大切さが徐々に浸透してきました。

そうしてボディメイクの志向が高まった女性たちは、筋肉女子を目指すようになったのです。

シックスパックと呼ばれる腹筋が割れているお腹、引き締まった二の腕や太もも。従来の女らしいカラダとは異なる「ナイスバディ」が、女性たちを魅了してやまない。もはや、現代の最強のアクセサリーはジュエリーでもバッグでもなく、美しい筋肉です。

やればやるだけ、結果がついてくる筋トレには、自分の意志で自分の身体をコントロールし、私の体は私のものだと実感できる喜びがあります。

努力がきちんと報われる快感が生まれます。まさに「筋肉は裏切らない」とはこのことです。

筋肉女子は、ただ単に体を鍛えるだけではなく、一つの「生き方」として本書では紹介しています。

食生活を変え、意識を変え、そして人生が変わる。AYAさんが推奨するようにライフスタイルまでが変わってこその筋肉女子なのです。自分の人生をこの筋肉でつかみとる。

「好き」と書いて女子と読み、自分が人生の主人公になる。あたしが筋肉女子を作ったのよ。

最高にカッコイイ女!「筋肉女子」

筋トレ女子に憧れをもっている方の筋トレ入門書として、筋トレ女子を極めるトレーニーまで楽しく読める1冊だと思います。

Twitterで「筋トレ女子」「筋肉女子」のハッシュタグをつけている皆さん!この本を読むと身体だけでなく女子としての心の強さを更に加速することが出来ると思います。

日本の筋トレ女子をもっともっと盛り上げていきましょう!

筋トレの方法やポイントについてはリザルトブログでいくつか紹介させて頂いています。日々のトレーニングの参考にしてみて下さい。

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