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パーソナルジム経営に限界を感じて撤退する前に。儲からないのはビジネスモデルが原因

こんにちは!小川(@result_blog)です。

新潟県見附市という人口4万人の地方都市で、パーソナルジム「CLASSIC GYM」女性専用24時間ジム「ココカラジム」を運営しています。

この記事は、パーソナルジム経営に限界を感じている方に向けて書いています。

  • 集客しても集客しても売上が安定しない
  • 結果を出すほどお客様が「卒業」していく
  • 優秀なトレーナーほど独立して辞めていく
  • スタッフに満足のいく給料を払えない
  • 毎月の資金繰りで頭がいっぱい

こんな状態になっていませんか?

もし当てはまるなら、最初にお伝えしたいことがあります。

それ、あなたの努力不足じゃないです。

僕自身、2021年にノリと勢いでパーソナルジムを開業して、地獄を見ました。

パーソナルジム経営の失敗談|田舎で5年やった僕のリアルな体験記

神頼みマーケティング(HPを作って待つだけ)で月商10万円。大赤字。値下げしたら更に売上が下がって月商8万円。スタッフに任せたら崩壊。何をやっても上手くいかない日々が続きました。

でも、失敗を重ねる中で気づいたんです。

自分の努力が足りないんじゃなくて、パーソナルジムというビジネスモデル自体が「構造的な欠陥」を抱えているんだと。

この記事では、僕が失敗から学んだ「パーソナルジムが儲からない本当の理由」と、それを乗り越えるために僕がたどり着いた「答え」を共有します。

【実録】パーソナルジム開業の試行錯誤

私の失敗は全部「知っていれば避けられたもの」です。

運が悪かったわけでも、才能がなかったわけでもなく、順番と設計を間違えていただけです。だからこそ、これから始めるあなたが同じ道をたどる必要はないと考えています。

この記事を公開した後に、実際にパーソナルジムを開業しようとしている方の相談に乗る機会がありました。2025年7月から4ヶ月間、福岡県でのジム開業を考えていた現役のボディビルダーの方と、メールで何度もやり取りをしました。

最初は「自分が本当にやりたいジム(ハードコアなトレーニーのためのジム)を作りたい」という相談でした。でも話を重ねるうちに、徐々に方向が変わっていきました。

「やりたいこと」より「勝てること」を選ぶ判断、理想を手放して、負けない設計に切り替えていくプロセスです。

その方は2026年1月に実際にジムをオープンしました。

その4ヶ月間のメール相談を、全部ドキュメントにまとめました。

ボディービルダーとのやり取り

※個人情報の部分など、一部黒塗りとさせていただいている部分があります。

LINE登録で相談ログを読めるようにしていますので、ぜひチェックしてみてください。

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パーソナルジム「単体」が儲からない3つの構造的理由

パーソナルジムを始めることは、それほど難しいことではありません。

僕自身がノリと勢いで始めたように、素人でも何とかなってしまうものです。

だからこそ、雨後の筍のごとくパーソナルジムがどんどんできています。でも、ひっそりと営業を辞める店舗も山のようにあります。

「開業の簡単さ」と「軌道に乗せる難しさ」のギャップ。

その原因は、パーソナルジムというビジネスモデルが抱える3つの構造的な問題にあります。

①「卒業モデル」の矛盾——成功するほどお客様がいなくなる

パーソナルジムの本質は「お客様を成功させること」です。ダイエットを成功させる。筋肉をつける。正しいフォームを身につける。

でも、考えてみてください。

お客様が成功すればするほど、お客様はジムを「卒業」していきます。

真剣に向き合い、結果を出せば出すほど、お客様がいなくなる。これは「穴の空いたバケツに水を注ぎ続ける」ような構造です。常に新規集客をし続けなければ、売上を維持することすらできません。

田舎では特に深刻です。人口が少ないので、新規集客だけで成り立つモデルは早晩限界を迎えます。

僕は「ボディメイクの基礎を習得してもらう、卒業前提のパーソナルジム」を作ることが田舎のパーソナルジムの正解だと考えています。

お客様にとってはベストな形です。

でも、ビジネスとしては「積み上がりにくい」という致命的な欠陥を抱えることになったのです。

②「売上の天井」問題——労働集約型の限界

パーソナルトレーニングは「1対1」で提供するのが基本です。

つまり、物理的に売上の上限が決まっています。

  • 1日に対応できるセッション数の限界
  • 1セッション単価の市場的な上限

どんなに頑張っても、1人のトレーナーが稼げる売上には天井があるのです。

僕の体感では、田舎でのパーソナルジムの幸せラインは「週25~30時間労働で月商80~100万円」ぐらい。

これ以上を目指そうとすると、ちょっと忙しい。詰め込み営業になって疲弊するか、トレーナーを増やすしかありません。

でも、トレーナーを増やしても問題は解決しません。次の問題が待っているからです。

③「独立した方が良い」問題——優秀な人材が去っていく構造

パーソナルジムのビジネスモデルに売上の天井があるということは、雇えるスタッフに払える給料にも天井があるということです。

店舗運営には家賃や諸経費がかかるので、一般的に払える報酬は「粗利の3割」程度が限界。

でも、雇われているトレーナーからすると「毎月100万円売り上げているのに月30万円しかもらえない」と感じてしまいます。

パーソナルジムの開業ハードルは高くないので、「だったら自分でジムをやろう」と独立する人が続出します。

あるいは「まずはお金をもらいながらノウハウを学び、経験を積んでから独立しよう」と考えて入ってくる人もいます。

雇った側からすると「やっと教育が終わって、これから回収!」というタイミングで退職されてガッカリ…

しかも、そのトレーナーが近場にお店をオープンして、既存顧客をごっそり持っていってトラブルになった、という話もよく聞きます。

僕がたどり着いた結論——「パーソナルジム単体では構造的に無理」

2024年9月に「パーソナルジム経営に失敗した」という記事を書きました。

パーソナルジム経営の失敗談|田舎で5年やった僕のリアルな体験記

あの時点では、まだ「パーソナルジム単体でどう生き残るか」を模索していました。

  • サービスの質を上げる
  • 単価をアップする
  • スタッフ教育を強化する

そんな方向性で考えていたのです。

でも、1年半かけて色々と試した結果、たどり着いた結論は違いました。

「構造を変えない限り、無理」

努力の方向が間違っていたのです。

パーソナルジムというビジネスモデルの中で問題を解決しようとしていたこと自体が、間違いでした。

解決策は「24時間ジム」という受け皿を持つこと

僕がたどり着いた答えは、「パーソナルジムと24時間ジムをセットで運営すること」です。

ヒントは、自分でもやっている「不動産賃貸業(大家さん)」にありました。

不動産には「売買」と「賃貸」があります。

長年営業を続けて大きな会社になっている不動産屋さんは、売買と賃貸の両方をやっています。売買で大きな利益を上げ、その利益で収益物件を購入して賃貸収入を積み上げる。

この概念を持ってきて、パーソナルジム(CLASSIC GYM)とは別に、24時間ジム(ココカラジム)を開業しました。

24時間ジムは、パーソナルジムが抱える3つの構造的問題を補完してくれます。

① お客様との関係を「一生」続ける仕組み

パーソナルジムでボディメイクの基礎を身につけたお客様は、卒業後に「自分で実践する場所」が必要です。

24時間ジムがあれば、卒業=サヨウナラではなく「次のステージ」を用意できます。

卒業しても関係が続く。お客様にとっても、僕にとっても、安心できる形です。

② スタッフの売上上限(アッパー)を外す

24時間ジムの会費収入は、「トレーナーの稼働時間」に縛られません。

パーソナルトレーニングの売上+24時間ジムの会費管理を組み合わせることで、「時間以上の売上」を生み出せるようになります。

高い給料を払える → 優秀な人材が残る → サービス品質が維持される

という好循環を作れます。

③ 経営の安定化(固定収入の確保)

パーソナルジムは閑散期と繁忙期が明確にあり、季節変動や経済状況の影響も受けやすい「安定しにくいビジネスモデル」です。

でも、24時間ジムの会費は毎月一定額が入ってきます。

  • 24時間ジムの会費 → 固定収入(基本給の原資)
  • パーソナルジムの売上 → 変動OK(賞与・歩合・利益)

この組み合わせで、毎月の資金繰りの不安から解放されます。

このモデルが机上の計算ではなく、実際に機能している話として売上を公開している動画を貼っておきます。1年目の年商27万円から5年目の825万円まで、ホワイトボードのグラフで見せています。人口3万人の見附市での数字です。

※7分30秒からの売上公開パートから見てください。年度ごとの売上推移と、途中で一度、心が折れた話もしています。

「併設」vs「別拠点」——どちらを選ぶべきか

「パーソナルジムと24時間ジムを一緒にやる」と聞くと、多くの人は「併設」をイメージすると思います。

確かに、理想は「併設」かもしれません。

でも、現実的に考えると、併設には大きなハードルがあります。

初期投資が巨大なのです。

まとまった面積の物件を借り、24時間ジム用のマシンを揃え、セキュリティシステムを導入する。

初期費用で数千万円は覚悟しなければいけません。失敗した時のダメージが大きすぎます。

僕が選んだのは「別拠点(サテライト)」戦略です。

パーソナルジムから車で5分ほどの場所に、小規模な空き店舗を借りて24時間ジムを開業しました。

初期費用は、併設よりもずーっと抑えられました。(想像しているよりもずっと少ない金額だと思います。)

「致命傷にならない規模」でスタートする。

これが、田舎でジム経営を続けていくための現実的な選択肢だと考えています。

あなたの状況に合った「次の一手」を考えましょう

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

パーソナルジム単体の構造的な限界に気づいたとき、最初に考えたのは「もっと頑張ること」でした。

集客をもっとやる、サービスをもっと良くする、値段を見直す——。

でも、構造が変わらない限り、頑張りで突破できる壁には限界があります。

もしかしたら、あなたの頭に「撤退」の文字が浮かんでいるかもしれません。

でも「撤退」を決める前に、「構造を変える」という選択肢を検討してみる価値はあると考えます。

「ビジネスモデルを変える」という発想は勇気がいりますが、僕の場合はそれが正解でした。

この考えに至るまで、数多くの失敗を重ねてきました。

月商0円が3ヶ月続いたこと、機材に90万円を溶かしたこと、仕組みもなくトレーナーに任せて崩壊させたこと…

これらの失敗は、全部「知っていれば避けられたもの」です。

運が悪かったわけでも、才能がなかったわけでもない。順番と設計を間違えていただけです。

だからこそ、これから始めるあなたが同じ道をたどる必要はないと思っています。

この失敗を経て、僕はずっと「答え」を探してきました。

その過程で、実際にパーソナルジムを開業しようとしている方の相談に乗る機会がありました。2025年7月から4ヶ月間、福岡県でのジム開業を考えていた現役のボディビルダーの方と、メールで何度もやり取りをしました。

最初は「自分が本当にやりたいジム(ハードコアなトレーニーのためのジム)を作りたい」という相談でした。でも話を重ねるうちに、徐々に方向が変わっていきました。

「やりたいこと」より「勝てること」を選ぶ判断、理想を手放して、負けない設計に切り替えていくプロセスです。

その方は2026年1月に実際にジムをオープンしました。

その4ヶ月間のメール相談を、全部ドキュメントにまとめました。

ボディービルダーとのやり取り

※個人情報の部分など、一部黒塗りとさせていただいている部分があります。

本気で動こうとしている方には、状況に合わせて手の内を全部お見せしています。

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まずは相談ログを読んで4か月間の記録に触れてみてください。それだけでも、開業の解像度がかなり上がります。