合戸孝二「執念 覚悟に潜む狂気」を読んで。本気で取り組んでいる人は美しい。

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こんにちは!小川(@ogawakenta)です。

合戸孝二さんの半生記である「執念 覚悟に潜む狂気」を読んだのでレビューします。一言で表現するとお勧めです。

合戸孝二さんとは?簡単なプロフィール

Amazonに掲載されているプロフィール情報からの引用が下記となります。

【著者プロフィール】
ごうど・こうじ
1961年4月1日、静岡県生まれ。身長164cm、体重(オン)70kg、(オ フ)84kg
トレーニング歴36年、ボディビル歴30年。50歳を過ぎてもなお、戦い続けるボディビル界の鉄人。
現在も日本トップクラスでしのぎを削っている。バルクで海外の選手と渡り合ってきた数少ない日本人ビルダー。
主な戦績に2005、07~09年日本選手権優勝、11年アジア選手権(70kg以下級)優勝など。
選手として活動する傍ら、静岡県ボディビル・フィットネス連盟理事長、日本ボディビル・フィットネス連盟選手強化委員会委員、JOC強化スタッフも務める。

引用:Amazon:執念 覚悟に潜む狂気

書籍を出版したタイミングで56歳ではありますが、現役バリバリのボディビルダーです。まさに鉄人です。

合戸孝二さんとの出会いはBirthDay(テレビ番組)でした。

僕が合戸さんのことを知ったのはBirthDayというTBSのテレビ番組がキッカケでした。

上記は先日放送された番組の告知動画ではありますが、合戸さんがバース&デイで特集されるのは2回目です。1回目に放送されたのは2005年に全日本選手権を制したタイミングのものなので今から12~3年前の映像となっています。映像のリンクは貼りませんがYoutubeに映像が残っています。

僕が初めて合戸さんを知ったのは、ボディビルについてYoutubeで調べている時でした。関連動画に上がったバース&デイの映像を見て「レベルが違いすぎる…」と思ったことを今でも覚えています。(そもそも、Youtubeに載っているような方は全員がレベルが違いすぎるわけですが…笑)

そして1月27日(土)の番組を見て、書籍が販売されることを知り本書を手に取りました。

「執念 覚悟に潜む狂気」の構成

「執念 覚悟に潜む狂気」の構成

書籍は大きく2部に分けられます。前半は「”狂気の男”の生き様」として半生記がまとめられており、後半は「”狂気の男”の作り方」としてトレーニング解説が書かれています。

これは正直な感想なのですが後半のトレーニング解説は異次元過ぎて、僕のような初心者にはあまり参考になりません。(笑)もちろん勉強になる部分もありますが、トレーニング指南書として読むべきものではありません。前半の半生記を読み物として楽しむ書籍と言えます。

ただ、この半世紀が凄すぎるのです…

本音でまとめられている半生記

半生記と言うと格好良く編集された内容が書かれているものが多いのですが、この本は変に格好つけている部分がない点が素敵です。合戸さんがウェイトトレーニングを始めたキッカケは「エアロビをやっているおネエちゃんが見たい!」というものでした。不純なキッカケでジムに通い始めた人が日本を制する日が来るというのは、誰にも想像ができなかったはずです。(笑)

30年前と言えば、今よりもずっと情報がない世の中です。Youtubeはもちろん、インターネットすらない時代なので、1つ1つ手探りで身体作りを進めてきた様子が描かれています。成功事例よりも失敗事例の方が多く、多大なる苦労の中からノウハウを導き出している姿を伺うことができます。

面白いエピソードは沢山あるのですが、個人的には福代ジムでのハックスクワットのエピソードが狂わしいほど好きです。

最終種目のハックスクワットを始めようとマシンに手を掛けると、どこからともなく補助者が表れて、否応なしに追い込まれるからだ。もちろん俺も、脚の日には洗礼を受けた。

「補助つきますか?」の問いかけ(というよりは、むしろ宣言といったほうがしっくりくる)をきっかけに、マシンの左右に一人ずつ、二人が補助につく。そしてセットが始まると、補助者らは「まだまだいけますよ。軽い、軽い!」と励ましの声を掛けてくれるのだ。

ところが、いよいよ潰れそうになると、優しかった声援は一転して檄へと変わり、「おら、どうしたぁ?まだまだだぞ!」と責め立てる。これでもまだ序の口だ。

いよいよ限界を迎え、脚がブルブル震えだすと、ここでまさかの「あと三十!」の掛け声。これを合図に決して止まることを許されない地獄の追い込みが始まる。

引用:執念 覚悟に潜む狂気(29ページ)

このエピソードにはまだ続きがあるので、続きは是非本書でどうぞ!(笑)

次々と立ちはだかる試練と克服していく姿

合戸さんの人生が変わったのは、間違いなく奥様(真理子さん)との出会いからでしょう。本書でも「ひと回り年下の女神」として出会いが書かれています。最高に筋肉をデカくするために必要なことを「補助」と考えた合戸さんは、自分でジムを作り奥様と共に、本格的に身体を作り始めることとなります。

朝5時に起きてトレーニングの準備をして、6時に開始。10時まで4時間みっちりトレーニングで汗を流す。そして14時から18時まで二度目のトレーニング…という1日8時間を使ってトレーニングに明け暮れたおかげで、年間平均3キロペースで筋肉を増やし、国内外の大会でガンガン順位を上げていきます。

ところが、日々の激しいトレーニングは合戸さんの身体に代償を求めます。1999年の世界選手権後に左目の視力を失うこととなってしまいます。目の治療でステロイドを使えば視力が残る可能性があったのですが、「ステロイドは使わない」という信念のもと視力を捨てたのです。この時のエピソードは巻末の「妻・真理子の証言」にも書かれているのですが『「私が左目になるよ」と腹をくくりました。』という言葉を見た僕は涙が出てきました。

この他にも数々の試練が合戸さんを襲い掛かります。「ボディビルの審査基準変更」・「高重量を扱うが故のケガ」・「オーバートレーニングでの精神的なダメージ」・「過度な筋発達による神経障害」などなど…ただ、その全てを持ち前の執念で克服していくのです。その姿はまさに「覚悟に潜む狂気」でした。

本書の紹介文として岡田隆さん(バズーカ岡田さん)が「この男が立ち向かってきた困難からすれば、ほとんどの問題は取るに足らない。強く生きろ、日本人」という言葉があるのですが、そこに嘘偽りはありませんでした。

本気で取り組んでいる人は美しい

僕はこの本を読んで合戸選手が大好きになりました。(それと同時に自分の甘さに嫌気がさしましたが。)本書を読んでから、もう一度BirthDayを見てみたのですが涙が止まらなかったです。

常に自分の限界に挑み続ける合戸選手と、夫を全力でサポートしている真理子さんの姿がとても美しかったです。僕の目から見ても「2人で1人なんだな…」と感じることができまして、憧れすら持ちました。一度生で試合を観に行きたいです。

健康になるために行う筋トレと、競技者として行う筋トレは次元が違いますね。一流選手と言うのは、日々命を削って打ち込んでいることを考えさせられます。僕は合戸選手のように取り組むことはできませんが、自分の限界には常に挑み続けていきたいなと気持ちを引き締めることができました。

「執念」には「ある一つのことを深く思いつめる心。執着してそこから動かない心」という意味があります。一人一人が自分なりの信念を持って、執念深くトレーニングに励むことができれば、日本のフィットネス業界はもっと明るくなると感じます。

最後にあとがきに書かれている一節を引用して記事を終わりにします。

俺は自分のやってきたことがすごいなどと、これっぽっち思っていない。そもそも俺は、自分に素質があると思っていないし、だからこそ、このくらいやらないといけないと考えている。そしてどんな世界でも、突き詰めた者こそが最後に笑うー俺はそう信じているんだ。

引用:執念 覚悟に潜む狂気(191ページ)

読み終えたら筋トレをしたくなる、おすすめの一冊です。是非チェックしてみてください。それでは、良い筋トレライフを!

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