ブログを続けられないと思ったとき|読者さんに支えられたブログで、「自己犠牲」をやめると決めた話

この記事の要点
- 「買わないほうがいい」と言えるほど信頼された。誠実であることと、事業として成り立つことは矛盾しない
- LINEの費用が3倍になったとき、限界まで黙って続けるより、先に正直に伝えることを選んだ
- 発信は、人を連れてくる。今の会社を支えてくれている人の多くは、ブログがきっかけで出会っている
このブログには、私が書いていない記事がたくさんあります。
体の専門家の方。トレーニング歴の長い方。増量や減量に挑戦した方。
全部、このブログの読者さんが書いてくれた記事です。
この記事では、読者さんと一緒にブログを作っていた時代のことを書きます。
そして、続けられなくなりそうになったとき、どう伝えたかの話です。
- ブログやSNSで発信を続けている
- お店や教室を、応援してくれる人に支えられてやっている
- 「しんどい」と言えずに、一人で抱えている
そんな人に、読んでもらえたらうれしいです。
調べたことを書いていたら、人が集まってきた
2017年の春、マイプロテインのレビューを書き始めました。
当時は、誰が書いているか分からないサイトで、「飲むだけで筋肉がつくサプリ」のようなものが紹介されている時代でした。
名前と顔を出して、自分で飲んで、正直に書く。
それだけのことが、意外と珍しかったんです。
2017年の12月からは、LINEでセール情報を届けるようになりました。
マイプロテインは、セールの割引率が日によってころころ変わります。
「今日は買い」「今回は待ったほうがいい」を、毎回お伝えしていきました。
LINEの読者さんは少しずつ増えて、2020年の夏には1万3千人を超えました。
「買わないほうがいいですよ」と言うほど、信頼された
この時期に、一番大きな学びがありました。
「今回は高いから、やめたほうがいいですよ」
「次のセールまで待ったほうが、安くなると思います」
自分の利益は置いておいて、読者さんにとって得かどうかだけを考えて書く。
そうすればするほど信頼してもらえて、結果的に、売上も伸びていきました。
ブログの記事に広告を貼るのも、途中でやめました。
意図しない広告が出ることが、読者さんにとって不利益だと思ったからです。
誠実であることと、事業として成り立つことは、矛盾しない。
これは、今ジムをやっていても、ずっと根っこにある考え方です。
「僕では語れない情報」を届けたかった
2019年3月、LINEの読者さんの中から、ライターさんを募集しました。
理由は、当時のブログにこう書いています。
「僕自身が楽をするため」というよりも「僕では語れない情報をお届けするため」
私は、トレーナーでも、体の専門家でもありません。
でも、LINEの読者さんには、すごい人たちが集まってくれていました。
だったら、読者さんが持っている知識を共有する場所を作るのが、自分の役割なのかもしれない。
そう考えました。
体の専門家の方、トレーニング歴の長い方、増量や減量に挑戦する方。
いろんな方が手を挙げてくれて、記事を書いてくれました。
毎月の報告には、「ライターさんに助けていただいてばかり」と書いていました。
本当に、そうでした。
移住して、自分のことを書かなくなった
2020年9月、新潟に移住しました。
そこから、自分のことをほとんど書かなくなりました。
不動産を始めて、ジムを作って、筋トレ以外のことが増えた。
筋トレに関係ない話は、読者さんの役に立たない。
そう思って、報告を控えていたんです。
2022年の1月に、こう書いています。
「リザルトブログの読者さんのおかげで今の自分がいるのに、何の報告もできていないことが、僕の心にずっと引っ掛かるようになりました」
Twitterは、セール情報だけを流すBotのようになっていました。
自分で勝手に制限して、勝手に苦しくなっていた。
今思うと、そんな状態です。
同じころ、検索の仕組みが変わって、個人のブログは表に出にくくなっていきました。
時代はYouTubeに移っていて、私も2019年に始めてみましたが、ビックリするぐらい向いていませんでした。
カメラの前に立つと、ガチガチになってしまうんです。
個人のメディアには、寿命がある。
悲観ではなく、現実として、そう考えるようになりました。
LINEの費用が、3倍になった
2023年6月、LINE公式アカウントの料金が変わりました。
リザルトブログの場合、月38,500円だった費用が、月115,500円になりました。
年間にすると、約100万円の負担が増えます。
最初は、「別の事業で稼いで、穴埋めすればいい」と考えていました。
でも、年間100万円を補えるだけの事業を、すぐに立ち上げる実力が自分にはない。
それを認めるのは、悔しかったです。
「自分が負担すればいいか」と、黙って続けることもできました。
でも、それではいずれ続かなくなります。
限界まで頑張って潰れて、ある日突然「続けられなくなりました」と伝える。
そっちのほうが、読者さんへの裏切りだと思いました。
「ヤバい、助けて」と言うのは、めちゃくちゃ怖い
それで、正直に書くことにしました。
タイトルは、「【ご報告】もう辞めることにしました」。
辞めるのは、ブログではありません。
「実力もないのに、自己犠牲で成り立たせること」を辞める、という意味です。
セール情報を毎回届けるアカウントは、本当に必要としてくれる方だけに絞らせてもらいました。
応援してくれる人に向かって「ヤバい、助けて」と言うのは、めちゃくちゃ怖いです。
情けない姿を見せるくらいなら、自分を犠牲にしてでも「これまで通り」を続けたい。
そう思ってしまう気持ちが、その立場になって、初めて分かりました。
一人のファンとしては、「そうなる前に言ってくれたらよかったのに」と思ったことが、何度もあったのに、です。
このころには、関わる人も増えていました。
ジムに来てもらったトレーナーさんがいて、家族がいる。
自分が潰れたら、自分だけのことでは済まない。
守りたい人が増えたからこそ、自己犠牲で回すのをやめないといけなかったんです。
発信は、人を連れてくる
この時期のことを振り返ると、苦しかったことも多いです。
それでも、このブログがなかったら、今の自分はいません。
移住を決断できたのも、インターネットで収入を作れていたからです。
新潟に来て知り合いがゼロだったとき、ブログに「片付けを手伝ってくれる人いませんか」と書いたら、5〜6人が来てくれました。
「移住に興味ある人いませんか」と書いたら、10人くらいから連絡が来て、そのうちの一人は本当に移住してきて、ジムのスタッフになってくれました。
発信は、人を連れてくる。
しかも、こちらの考えを先に知ったうえで、来てくれる人を。
今の会社を支えてくれている人の多くは、ブログがきっかけで出会っています。
応援してくれる人に支えられている人へ
最後に、発信やお店を、応援してくれる人に支えられて続けている人へ。
当時の私に言いたいことを、まとめておきます。
- 相手が得をすることを、先に考える:「買わないほうがいい」と言えるほうが、長く信頼される
- 自分では語れないことは、人に頼っていい:全部を一人で持たなくていい。場所を作るのも役割になる
- 自分で勝手に制限しない:「こんな話は誰も興味ない」と決めつけて黙ると、苦しくなるのは自分のほう
- 限界の前に、正直に言う:潰れてから伝えるより、先に伝えるほうが誠実
- 自己犠牲は、続かない:続けたいなら、自分が無理をしない形に変える。それは裏切りではない
このブログを残している理由
今はセール情報の発信から、離れつつあります。
ジムを始めて、伝えたいことも変わってきました。
それでも、このブログを消さずに作り直しているのは、ここに、読者さんと一緒に作ってきた時間があるからです。
あのとき正直に書いたことで、離れた方もいたと思います。
それでも、続けてこられました。
これからも、正直に書いていきます。
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このブログを運営している人
小川健太|チカラコブ株式会社 代表取締役:今は新潟県見附市で、パーソナルジム「CLASSIC GYM」と女性専用24時間ジム「ココカラジム」を運営しています。
歩みを読むCONNECT
人生が変わるきっかけは、いつも人との出会いでした。
私の場合は、筋トレと、このブログの読者さんでした。もしかしたら、次は私がお役に立てるかもしれません。
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